【第06回】Harley-Davidson XL883N IRON と暮らす話(LEDヘッドライトに交換)
ウインカーカバー交換、ミラーを下向きにするなど、簡単かつプチプライスなカスタムを主に行ってきましたが…今回のカスタムは今までの中では少し本格的かもしれません。
実際にはそこまで難しくはないんですが、配線の処理とかに少しコツがいるので、今までの作業を難易度1だとしたら、今回の作業は難易度2くらいだと思います。
まず、これが通常のハロゲンライトです。真っ白ではなく少し温かみのある電球色で、ハーレーのようなバイクには似合うのですが…暗い!車検に通るにはこのライトが必要なので置いておくものの、とにかく暗く感じます!私は田舎に住んでいるので、夜間走行は街灯が少ない道を走ることもあり、少しでも明るくしようと思ってLEDライトを探しました。
私が購入したのは↑の写真のような、中国製のLEDヘッドライトなのですが、私が購入した楽天のお店が何故かすでに閉店しておりましたため、探し方のコツを申し上げたいと思います。
私が買ったLEDヘッドライトの名称は『ハーレーヘッドライト5.75インチ スポーツスター プロジェクターLED 5 3/4 ブラック』みたいな感じの名前でした。検索ワードとしては、ハーレー・ヘッドライト・5.75インチ などで検索するとたくさん出てくるので、お好みのデザインを選んでください。私は極力、純正のLEDライトに近いデザインを選びました。
メーカーは違いますが、多分こんな感じの製品だったと思います。それでは交換手順を説明して参ります。
まずパッケージを開けると、LEDライト本体が登場します。とはいえ、LEDの球(モジュール)ではなく、丸ごと一体型の交換ユニットですので、思ったよりも難易度は低そうです。
裏返すとこんな感じになっています。空冷エンジンのフィンのような部分は『ヒートシンク』と呼ばれ、金属で出来ています。この部分の表面積を増やすことによってエンジンと同じように空中へ放熱しています。既存のライトとの接続はコンセントプラグのようなものを挿し替える方式のようです。
まずはヘッドライトの周りに付いている丸型の固定金具を外します。ノーマルではこの部分がシルバーになっていますが、これをブラックに変更することで結構雰囲気変わるのでおすすめのカスタムです。
ヘッドライトベゼルというキジマ製のパーツです。他社製品ではトリムリングと呼ばれることもあるそうです。
ヘッドライトベゼル(トリムリング)を外すと、ヘッドライト本体がポロッと取れます。
左右に分かれているピンク色のコネクタと、コンセントプラグのようなものを抜きます。暗所で撮影した写真ではわかりづらくてすみません。この時、余る電線が出てきますが、使わない線はビニールテープ等で絶縁しておくとより安心です。
これまたわかりづらい写真で申し訳ありません。LEDライトをあてがった状態で、元々挿してあった場所にLEDのプラグを挿し込み、ピンクの端子は、私が購入したライトの場合は使用しなかったのでビニールテープで絶縁しました。つまり今回の交換はプラグの抜き差しと絶縁のみなのですが、楽勝楽勝!と思ったのも束の間、ここからが大変でした。ヘッドライトの狭い空間にヒートシンク付きのLEDライトのユニットを押し込む必要があります。しかも、ヒートシンクは熱を逃す部品のため、できるだけ電線に当たらないように取り回しに気をつけながら、思い切ってねじ込みます!!
円の周囲が確実に全てハマっていることを確認し、ヘッドライトベゼル(トリムリング)のボルトを締めたら完成です。ライトをつける前の状態ですが、相当かっこよくなりました。
実際にライトをつけてみると、とんでもない明るさです。車検に通るかどうかは微妙なので、念のため前のハロゲンライトも残しておいた方がよさそうですが、田舎道を走るには十分すぎる明るさに進化したと思います。
これが以前のハロゲンライトです。純正の車検対応なので間違いないはずなのですが、何か暗く感じるんですよね。色温度が低い(温かみのある電球色)のせいでしょうか。
見た目も満足ですが、夜の走行がより安全になって間違いなく見やすくなりました。1万円もかからずにカスタムでき、何か問題があればすぐに元に戻せるようなカスタムなので、ぜひ挑戦してみてください。
さて、次回はどこをいじろうか。スポーツスターの可能性は無限大ですね!!