純日本製機械式腕時計のススメ:ORIENT STAR DIVER(RK-AU0306L)

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『いろんな人と会う機会が増え、ちゃんとした時計が欲しい』

ふと思い立った私は、安易な考えでAmazonを開きました。そこで1番に出てきた時計がこちら

無駄にプレミア価格になってるROLEXデイトナにそっくりなクロノグラフ。Amazonのメンズ腕時計部門でもぶっちぎりの売り上げを誇り、価格以上の価値があると言われて売れまくっているこの腕時計ですが、1つだけ問題が…

この時計、 クオーツ式(電池式)なんです。

クオーツ式の時計は数年に一度電池交換の必要がある一般的な時計で、時刻のずれが少ないというメリットはありますが、どうしても秒針の動きがカクカクして安っぽかったり、所有欲を満たされる感じが少ないといった自己満足感の部分で少し気になる部分があります。

とりあえず買ってみました。

結果:ぱっと見はほぼ大満足で、腕時計に詳しくない人が見たら、結構高そうな腕時計に見えるのではないでしょうか?大きさも思ったより小ぶりで、重さも約135gと軽量な部類です。

ただ、買ってからよくよくスペックを見て気づきました。

この時計、風防(表面ガラス部分)の素材が『ハードレックス』なんです。

ハードレックスとは、無機ガラス(ミネラルガラス)に特殊処理を施したもので、硬さを表すモース硬度では3〜6と言われています。

モース硬度の説明は以下のページ↓がわかりやすいのでご覧ください。
硬度って?!(モース硬度)

要は、硬い石や砂などで擦ると傷がついてしまう恐れがある、ということです。

このSEIKOの腕時計は12,000〜13,000円というG-SHOCKのエントリーモデル級の超低価格ですので、コストの都合上、風防(ガラス)素材や、駆動方式(クオーツ式)、生産国は中国…という数々のコストダウンは致し方ないところです。

私自身、3歳の息子がおりまして子育て真っ最中なので、多少の水や埃等に出来るだけ強い腕時計が良いと思い、もう一度きちんとした時計をもう一度探し始めました。

そこで考えた条件はこちら

・風防は最も硬いサファイアクリスタルガラス(モース硬度9)
・駆動方式は機械式(自動巻と手巻きの両方が付いていること)
・安心の国内正規品 かつ 日本国内工場で生産されていること
・デザイン性が優れており、価格より結構高そうに見えること
・それでいて価格は5万円以内にどうにか抑えたい

こんな厳しい5つの条件を全て満たした腕時計があるのでしょうか?

必死にネットサーフィンを繰り返すこと約1週間…どうにか2〜3個の条件は満たすものの、最後の価格の部分がどうしても厳しい中、やっとの思いで見つけました。

それではご紹介しましょう。

まずブランドは『オリエント時計』『オリエントスター』

以下、オリエントスター公式HPより引用

オリエントスターの誕生

1950年、多摩計器株式会社が設立され、腕時計の製造を開始しました。翌年の1951年、オリエント時計株式会社に社名を変更し、ここで誕生したのが、「輝ける星」をイメージしたオリエントスターです。
以来、本格的機械式時計ブランドとして、現在まで多くの時計ファンを魅了し続けています。
2017年、20年以上に渡り協力して事業を推進してきたセイコーエプソン株式会社と統合。オリエントスターのブランドと真摯な時計づくりの姿勢はそのままに、新たな機械式時計の時代が幕開けしました。

つねに新しい「よろこび」を

初代モデルから長い年月を経た今も、新鮮さを失わないオリエントスター。そこには、つねに「着ける悦び」「魅せる喜び」「繋ぐ慶び」の3つの「よろこび」を追求した時計づくりが息づいています。 クオーツ全盛の1980年代を経て、人々が改めて機械式時計の魅力に気づき始めると、ベースとなるムーブメント「46系」を進化させ、1996年にオリエントスターで初めてパワーリザーブを搭載。その後もワールドタイム、GMT、セミスケルトンを発売するほか、2016年には小宇宙にもたとえられる機械式時計の内部を一望できるスケルトンを、2017年にはムーブメントの装いを一新し、月の満ち欠けをあらわすメカニカルムーンフェイズ+セミスケルトンを発表。そして2021年、エプソンの半導体技術を活かし自社開発されたシリコン製のがんぎ車を採用し、70時間駆動を可能にしたスケルトンで、新たな世界を広げました。

 

私自身、オリエント時計って、ヴィレッジヴァンガードで売ってるのを何度か見たことがありましたが、そこに置いてあったのは1〜2万円の安い腕時計だったので、正直なところ『海外の安物メーカーかな?』と失礼ながら思っていたのです。

ただ、興味をもってよくよく調べてみると…思いっきり日本の会社で、現在はセイコーエプソンのグループ会社として秋田県に工場を構えている、とんでもなく素晴らしい日本企業でした。

そんな中で私が選んだ(5つ全ての条件を満たした)腕時計はこちら

『ORIENT STAR DIVER』

私が提示した5つの条件を振り返ってみましょう。

・風防は最も硬いサファイアクリスタルガラス(モース硬度9)
→OK!風防はサファイアクリスタルガラスです

・駆動方式は機械式(自動巻と手巻きの両方が付いていること)
→OK!機械式で自動巻と手巻き両方が間違い無く使えます。さらにISO準拠の200m防水機能まで付いちゃってます。

・安心の国内正規品 かつ 日本国内工場で生産されていること
→OK!国内ブランド『オリエント』の上級ライン『オリエントスター』で、並行輸入品では無く国内正規品、秋田県の工場で生産されています。

・デザイン性が優れており、価格より結構高そうに見えること
→OK!これ本当に凄い。以前働いていた会社で創業者の社長が付けていた『ROLEX GMTマスターII』にそっくりなペプシベゼル。ROLEXなら中古でも100万を余裕で超えるし、私はこのデザイン大好きです。

・それでいて価格は5万円以内にどうにか抑えたい
→問題はこの部分、先程の公式ホームページ見て頂いた方わかると思いますが…

税込価格だと、9万1,300円… 高い…

家電量販店やAmazonの割引価格でも、72,280円+10%ポイント(実質65,052円相当)が限界か…

と思っていたところ、見つけてしまいました。

 

このお店、世界中でこのお店だけ、なんと…
39,800円(税込・送料込)

見つけてしまった。ついに見つけてしまいました。5万円を切って全ての条件を満たす腕時計を!!!

でももし偽物だったらいけないので、楽天経由で店舗『アッキーインターナショナル様』に質問してみました。以下、返信頂いた内容を載せておきます。

お問い合わせありがとうございます。
株式会社アッキーインターナショナルでございます。

ご質問にお答えします。

オリエント ORIENT 腕時計 ORIENTSTAR オリエントスター 機械式 自動巻(手巻付き) スポーツ ダイバー ネイビー RK-AU0306L メンズ 国内正規品

こちらの商品につきまして、弊社の仕入担当部署に確認いたしましたところ、
海外からの並行輸入品(海外モデル) ではなく、日本国内のセイコーエプソン株式会社様より、
仕入れいたしました 正規品 でございました。本物でございます。

当該商品の海外モデルですと、別型番 [RE-AU0306L] のようでございます。
この[RE-]ではじまる当該商品の海外モデルは、現在弊社では取り扱いがありませんでした。

また、当該商品の価格につきましては、より良い販売価格の提供を実現する為、
メーカーより一括大量仕入れを行っているとの事でございました。

こちらの弊社出品商品は、オリエント時計のメーカー国際保証が2年間ついております。
日本国内のオリエント時計の保証修理、アフターサービスの対象となっております。ご安心ください。

尚、楽天市場内の期間限定セールやキャンペーン等により、販売価格が予告なく変わる場合がございます。
大変恐縮ではございますが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。

これは完全に本物だ。

アッキーインターナショナルさんは、私も東京に住んでいる時に行ったことがあるお店でした。海外の観光客の方々向けに家電の免税店を運営されている企業様で、ここなら安心して買える!と思い、速攻でポチりました。

そして、東京→香川という遠距離にも関わらず、注文翌日には到着しました。

それでは開けていきましょう。


まず出てきたのは国際保証書。なんと最初からメーカー2年間保証がついています。並行輸入品ではなく国内正規品なので、万が一故障した際の連絡もサポートも安心ですね。


箱から醸し出されるオーラは、明らかに安物とは一線を画す。さすが定価9万超えの腕時計です。


箱を開けたらさらに箱が登場!金属のプレートが貼られた高級なレザーっぽい素材の箱です。


そしてついにご対面。冗談抜きでカッコ良すぎる。これ、3万円台で買えるのは奇跡ですよ。ステンレスバンドの他に、シリコンバンドも付いています。シーンによって好きな方に付け替え出来るっぽいです。

サファイアガラス風防で、駆動方式は機械式で、日本ブランドの日本製で、みるからにめっちゃ高そうに見えるのに、このお店で買ったら3万円台で買えちゃった。理想を突き詰めると、諦めずに探すと見つかるものですね。


やっぱり元々はすごく高い腕時計。そりゃこれくらいするわ、と思います。


値札の裏には簡単にスペック紹介がありました。間違いない。


裏蓋は立体的な刻印入り。通常の『オリエント』では無く、『オリエントスター』である印の『Sマーク』が誇らしく入っています。


いや、めっちゃ分厚い!質感がものすごくいい!!


よくよく見てみると、りゅうず(リューズ/竜頭)にもSマークが!芸が細かい!!


詳しい呼び名は分かりませんが、ベルトを留める(固定する)部分の金具も二重になっており、簡単に抜け落ちない仕様。さらに、ベルトのコマを調整した後に、さらに細かく4段階の調整ができるみたいです。


ベルトのコマを調整する前に手に乗せてみました。カッコ良すぎる…


暗い場所に持っていくとめっちゃ光る。視認性は夜でも最高です。


私は自分でコマ調整する派なので、100均のダイソーで200円で買った腕時計ベルト調整キットを使って調整しますが、もし心配な方はAmazon等でもう少しきちんとしたものを購入したほうが良いかもしれません。


上記以外にもいろいろな工具セットがあるので、お好みのものを探してみてください。


私の手首周りのサイズだと、合計3コマ落としました(12時側1つ、6時側2つ)。左腕につける方は均等に落とすか、6時側を少し多めに落として短くすると時間が見やすくバランスが良いそうです。Cリングという細かい金具をなくすと固定できないので作業は慎重に!!

仕事場で付けてみました。ドレスシャツに付けても嫌味な感じがなく、カジュアルにもフォーマルにも使える良い色ですね。今後大活躍しそうです。

時計って上司や取引先より高級ブランドとか付けてると『あんな時計しやがって生意気な奴』みたいな感じになりますが、この時計ならそんなこと一切心配なく自己満足度高いし、優越感に浸れます。

自動巻は何分か腕に装着して人間が動くと、すぐに50時間分貯まるので日常遣いに困らなそうです。しかもこの残量はメーターで確認できます。

手首側には上級ブランドロゴ『ORIENT STAR』の刻印がさりげなくサンドブラストで入っています。これくらいの主張がいいんだよなぁ。

もし、ここまで読んでいただいて買おうと思った方、私と同じペプシベゼル(青x赤カラー)ならさっきのリンクから飛べますし、他の色もこのお店ではいろいろ取り扱っているので、ぜひ見てみてください。 ※他店ではほぼ7万円超えてますのでご注意を!!

各色リンク、以下に貼っておきます(色によって価格が違うのでご注意を!!!)

 

 

 

 

私が買ったペプシカラー(青x赤)と、定番の黒に関しては、執筆時点の価格が39,800円(税込・送料込)というありえない特価になっていますので、かなりの狙い目です。

限定色のネイビー×ゴールドに関しましては少し高い4万円台、あと何故かグリーンだけが6万円台になっておりますのでご注意ください。

最後に、この時計を買って本当によかったです。自動巻なのでほぼ毎日つけることで持ち主と一緒に時を刻む:良き相棒になりそうな予感。元々が9万円の時計なので、それが3万円台で買えて、全ての条件満たしてて、本当に大満足の買い物になりました。

これからいい時計1つ欲しいなぁ!って思ってる皆様、ぜひ真似してみてくださいね♪

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