【第05回】Harley-Davidson XL883N IRON と暮らす話(ミラーを下向きにする)
XL883Nで気になっていたこと第1位
『兄貴分のフォーティエイトより高さを感じる』
此方が従兄弟のお兄さんのXL1200Xフォーティエイト。この時はほぼノーマル状態に近いですが、フロント&リア共に同じ16インチの太めのタイヤを履いており、シート高も低く、ミラーも下向きなため、全体的に低くどっしりとした印象を受けます。
此方が私のXL883Nアイアン。リアは19インチですが、フロントホイールが19インチあります。シート高も少し高め、ミラーも上向きなので全体的に少し重心が高く感じます。とはいえこれが、伝統のスポーツスタースタイルではあるのですが。
そこで、なんとかプチプラカスタムできないかと思い、すぐにできそうなミラーだけでも上下反対向きにつけてみようと思いました。
必要な部品その1:『7357 BULLET NUT, TORX』。いわゆるトルクスナットです。ミラーを下向きにつけると上側にネジが丸見えになるので、その部分をできるだけスマートに隠せる化粧ナットともいうべきでしょうか。
必要な部品その2:『7155 LOCKWASHER』。いわゆるワッシャーです。日本のワッシャーと違って草刈機の刃のようなものが内側に付いており、取り付け部分に噛み付くように食い込んで固定します。なんともワイルドなアメリカらしい考えです。振動の多いハーレーではこれくらいがっつり固定したほうが良いのでしょうか。
必要な部品その3(必要な工具):『トルクスレンチ T40』です。先端が星のような形になっているL時型のレンチです。結構力を入れて固定する箇所のため、ドライバー型よりレンチ型の方が良いでしょう。
7357トルクスナット と 7155ロックワッシャー は、一般的な通販ではあまり見かけないため、最寄りのハーレーディーラーや、ハーレー専門店にて取り寄せができると思います。ぜひ聞いてみてください。
トルクスレンチのT40 ↑ は、ホームセンターや通販でも買えますので、ご私人が使いやすいものを探してみてください。
それでは早速取り付けて行きます。
まずはノーマル状態の確認です。これはこれで特に違和感はないのですが、グリップより上にぴょこんと飛び出た感じで、至って普通のミラー位置です。このベーシックな感じがお好きな方はそのままでもいいと思いますし、正直下向きにしない方が後ろは見やすいです笑 でも私は変えてみます!
あまり写真を撮るようなカスタムではなく、本当に一瞬で終わるのですが…まずは下側のナットを緩めてミラーを外し、逆向きにつけるだけです。私は先日買ったAmazonの工具セット(インチ工具とミリ工具両方入っているセット)で作業しました。Amazonの工具は様々な種類があり、ご自分の必要な種類が入っているものを購入しましょう。
一つ気をつけなければいけない点というか、これは仕方ないのですが…ワッシャーの刃が鋭く、金属に噛み付くような構造になっているため、何度もつけ外しをすると金属が削れてしまう恐れがあります。私の場合一度外しただけでこんな感じですので。何度も上にしたり、下にしたり、変更しないようにしましょう。
試しに、純正のトルクスナットを使わずに、付属のナットで取り付けてみました。これはこれで気にならないと言えば気にならないので、特にブラックで統一するつもりがない方はこれでもいいかもしれません。少しだけ銀のナットが手元に見えるようになります。
ちなみに此方が、ハーレー純正(MADE IN USA)のトルクスナットです。完全に自己満足の世界ですが、これまた黒に統一されてカッコよく感じます。ナット自体の値段は国産の数倍しますが…笑
で、なんや感やあって完成形はこんな感じ。上にあったミラーが下側に変わるだけで、こんなにも印象が変わります。数千円で印象変わるのでおすすめですね。純正のトルクスナットに買い替えない場合で工具も持っている方は、0円で出来るお手軽カスタムかと思います。
気をつけるポイントその1:ミラーが下側になると、ケーブル類と干渉する場合があります。私の場合は2本のケーブルの間を通して取り付けたら上手く収まりました。
気をつけるポイントその2:乗る側が結構低い姿勢で乗らないと後ろが見にくくなります。この写真のような見え方になるのですが、私がこの日着ていたベージュのパーカーがミラーに写っているのが見えますでしょうか?このように、自分の腕と脇腹がミラーに少し映り込むくらいの角度に調整すると少し見やすいと思います。
いかがでしたでしょうか?
そもそもカスタムというか、取り付け方を変更しただけなのですが、印象を変えるにはいい感じです。今まで腰高に感じていたアイアンが少しローダウンしたような錯覚に陥ります。フォーティエイト兄さんに少し近づけた気がします!笑
次回は、ついに!ヘッドライトをLED化しようと思います。初めての作業、どれくらい大変なのか未知数ですが、何事も挑戦あるのみですね!!!