【第03回】Harley-Davidson XL883N IRON と暮らす話(リフレクター剥がし)

0
1 0
Read Time:10 Minute, 36 Second

自宅に帰ってきてもなお、小豆島ツーリングの興奮は冷めていませんでした。

初めてのハーレーでいきなり走った峠道の恐怖。こんなにも倒すのが怖くて、曲がりにくいバイクは初めてでした。

でも、従兄弟のお兄さんはスイスイ曲がってる。何が違うんだろう?多分、自分のバイクに対する愛着と、一緒に乗って過ごしてきた時間の差だろうなと感じました。

私は、中古で買ったXL883Nをもっと自分色に染め上げるべく、できる限り乗るのはもちろんのこと、せっかく自由度の高い883を買ったんだからカスタムを楽しもう!そう思いました。


まずは、ほぼ何も用意しなくても誰でもできるカスタム『リフレクター外し』です。せっかく真っ黒でかっこいいフロントフォークに、どでかいオレンジのリフレクターが左右に両面テープで貼られているので、これを慎重に剥がしていきます。

用意するものは、釣り糸(テグス)のような細い糸が1本あればOK!


フロントフォーク下部の写真ですが、外す前はこんな感じ。米国の法律ではこのパーツは保安上必須なのですが、日本では必要ないみたいだし、全体を真っ黒にカスタムしたいので外します。

このように、隙間から糸を差し込んで、左右にギコギコしながら上から下へ粘着テープを切っていくような感じです。このとき、糸をまっすぐ張らずに、フォークの丸みに合わせて少し奥(ホイールの方)に手を持って行くとスムーズにいきます。

テグスでテープが剥がれるとこんな感じ。片側1分程度で簡単に外れます。が、長年蓄積した埃や、テープの糊の跡や、ギコギコした糸の跡が残って汚らしいので掃除します。

まずは、その辺に売ってるシール剥がしを使用します。あまり粗悪なものを使うと塗装を痛めかねないので、私はコニシボンド製のシール剥がしを使用しました。

とはいえ100円程度で購入できるので、買っておいて損はないでしょう。

シール剥がしを塗って、余分なベタベタを取り除いた後の様子がこちら。綺麗になったものの、若干ですが薄く糸の跡が残っています。これもケミカルで取れるのでご安心ください。

私のおすすめは沢山ある中でもこの3つが必須級に常備しております。

1つ目は『ブルーパール・ブルーハード』
YouTubeのホワイトベースさんで紹介されていた、ちょっとマイナーなケミカルです。
コンパウンドが入っているので、どちらかというと古いバイクを磨くのに適しています。確かに傷はすぐに取れて非常に綺麗になりますが、磨きすぎるとえらいことになります。(この時の私は未だ、数ヶ月後に起こる悲劇を予想していませんでした…涙)
車だろうがバイクだろうが、あらゆるものの小傷がほぼカバーできるほどの磨き力があるので、本当に使うべき場所に少量ずつ様子を見ながら使うべき強力すぎるケミカルです。ペットボトルのような容器に入っており、容量がとんでもなく多いので、一度買うと5年以上は余裕で持ちます。私の使い方だと10年以上持ちそうです!笑

2つ目は、世界が認めるワコーズの最強ケミカル『バリアスコート』です。
私が10年以上前に使用していたプレクサスと非常に似ているのですが、プレクサスよりも様々な素材に使える印象で、最近はこっちをメインで使っています。小傷を消すような効果は薄いですが、洗浄と保護に関しては非常に高い威力を発揮します。ごく薄い小傷程度だったら目立たなくなります。

3つ目は、同じくワコーズの『メタルコンパウンド』です。
ピカールの上位互換のような性能で、金属素地の部分にしか使えないほど強力な磨き剤ですが、ちょっとしたサビが取れるだけではなく、くすんだ金属をピカピカにすることができます。この使用感に関しては、別の記事でダービーカバーを磨いたのでそちらで改めて紹介しますね。
今回に関しては、1番目のブルーパールで粗く(軽く)磨き、その後に仕上げとしてワコーズのバリアスコートでコーティングするような感じで作業しました。作業中の写真は撮り忘れたのですが…
仕上がりはこちら↑(逆サイドの写真でごめんなさい)
明らかに、頑固についていた汚れや糸の跡が全てなくなっているのがお分かりになりますか?ブルーパールは磨きすぎると塗装が逝ってしまうので、本当に軽く少量でゴシゴシ一瞬。その後、バリスコートで表面を洗浄・保護します。ほとんどのバイクの汚れや傷はこれで解決できると逝っても過言ではないほど素晴らしいコンビです。
とりあえず一番最初のカスタムは大成功。
100均でもいいので、テグスさえあれば剥がせます。優秀なケミカルと併用すれば、擦った後も全て消すことができます。非常に安上がりですが、買ったケミカルは今後も使い続けられるので、非常にコスパが高いカスタムです。
ただ1つ注意点があるとすれば、日本では法律上必要ないサイドのリフレクターも、あったほうが周りの車両から気づいてもらいやすくなるので、このスタイルが別に嫌じゃない!という方は取らないで残しておいた方が安全面では良いと思います。
私のように、将来的にフルブラックな感じでカスタムしたい!という方は取り除いた方がいい。好みが分かれる部分ですが、結構印象が変わるカスタムです。
このリフレクター剥がしをきっかけに、私のカスタム道がスタートしました。今後1つずつアップしていきますね!
それではまた次回!!

About Post Author

KTRK

Happy
Happy
0 %
Sad
Sad
0 %
Excited
Excited
0 %
Sleepy
Sleepy
0 %
Angry
Angry
0 %
Surprise
Surprise
0 %

Average Rating

5 Star
0%
4 Star
0%
3 Star
0%
2 Star
0%
1 Star
0%

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください