【第00回】Harley-Davidson XL883N IRON と暮らす話(プロローグ)

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みなさま、大変ご無沙汰しております。
ガジェット系ブログを長年運営しておりますKTRKです。

突然ですが、皆さんはバイクといえばどんな形を思い浮かべますか?


教習車のような形で、いつの時代も人気な定番『ネイキッド』
全身をカウルで覆われた超高性能な『スーパースポーツ』


悪路走行を最も得意とする軽量な『オフロード』


低いシートにリラックスして乗る、直線番長『アメリカン』
オートマで気軽に運転できる、みんなの相棒『スクーター』

世界には本当にたくさんのジャンル、更にたくさんの種類のバイクがあります。

そんな中でも、バイクを知らない人でもほとんどが知っていて、多くの人がバイクといえばこれ!と思い浮かべる、そんなブランドがあります。


Harley-Davidson

そう、ハーレーです。

私よりもずっとずーーーーっと賢い、GoogleのAI『Bard』に聞いてみたところ、以下のような答えが返ってきました。


ハーレーダビッドソンは、1903年にアメリカのウィスコンシン州ミルウォーキーで、ウィリアム・S・ハーレーとアーサー・ダビッドソン、ウォルター・ダビッドソンの3人が創業したモーターサイクルメーカーです。

当初は単気筒エンジンのバイクを製造していましたが、1910年代にはV型ツインエンジンを開発し、これがハーレーダビッドソンの象徴的なエンジンとなりました。


1920年代には、ハーレーダビッドソンはアメリカ最大のモーターサイクルメーカーとなり、レースや映画にも登場して、アメリカの文化に深く根付くようになりました。


1950年代には、ショベルヘッドエンジンを開発し、その後もエボリューションエンジン、ツインカムエンジンと、時代に合わせてエンジンを進化させています。


近年では、環境規制への対応や、アジアメーカーの台頭など、さまざまな課題に直面していますが、依然として世界を代表するモーターサイクルメーカーとして、その地位を守っています。

ハーレーダビッドソンは、アメリカの自由と独立を象徴する存在として、多くの人々に愛されています。

ですって!

詳しく知りたい方は本とか↓読んでみるといいかも!

私がハーレーを知ったきっかけは、バイク乗りだった亡き祖父の一言でした。


私が幼い頃、祖父は車の免許を持っていなかったので、ホンダの125ccバイク『ベンリィCD125T』に乗っていて、よく私を後ろに乗せて送り迎えしてくれました。

ウインカーを出すたびに『ピーピー』という音がする、昔ながらの小型バイクです。

後ろの座席には足を置くステップはありましたが、鉄製の冷たい荷台しかなかったため、座布団をゴムで縛ってそこに座り、祖父にしがみついていたのを覚えています。

ある日、祖父からこんなひと言を聞きました。


『ドンドコドンドコ…ええ音がするハーレーっていうアメリカのバイクがあるんや、この辺じゃ滅多に見んのやけどな、たまに何人かで走ってるのを見かけるんや。いつかワシも乗りたいなぁ』

その言葉を何度も聞きました。

祖父は大型自動二輪の免許を持っていたので、いつかそのバイクを買っちゃうんじゃないか。私はそう思って楽しみにしていました。

しかし数年後…祖父は重い病気になり、入院した病院で亡くなりました。

祖父から聞いたハーレーの話。ずっと頭の片隅に残っていました。

私は当時、普通自動二輪の免許を持っていたのですが、大型しかないハーレーは高嶺の花であり、免許代と本体代を合わせると非常に高価なハーレーは憧れでしかありませんでした。

その中でも特に気になっていたのは『883』。通称パパサンと呼ばれる、スポーツスターで最も小さな883ccの入門モデルです。この記事とか分かりやすいかも→https://www.gqjapan.jp/cars/article/20191028-harley


なかでも、2010年に登場したダークカスタムの筆頭『XL883N IRON』を雑誌で初めて見た時は、全身が稲妻に打たれるくらいの衝撃を受けたのを今でも鮮明に覚えています。

が、先ほども申し上げた通り、新車で100万を超えるバイクは、私如きの収入ではそう簡単に買える代物でもなく、実車も見ずに所有すること自体を諦めていました。

しかしあれから十数年、私にチャンスが訪れます。

時は経ち、結婚して子供にも恵まれ、ますますハーレーなんて買えない状況になってきた2022年。私が一番大好きな空冷の『スポーツスター』モデルが、すべて生産中止になったのです。

日本では大人気でしたが、タンクが小さいせいか航続可能距離も少なかった(ガソリン満タンで100〜200kmちょっと)ため、広大な米国の大地を走るには少々物足りなかったのでしょうか。

あぁ、これでもう手に入れることはできないな。そう思った時、妻の従兄弟のお兄さんからメールが。

『ハーレーのスポーツスター、XL1200X買おうと思うんやけど、いい車両知らんかな?』


ネットサーフィン大好きな私は、仕事中にガッツリ調べました。自分のバイクではなくても、親戚のお兄さんが買ったら、間近で実車を見せてもらえるかもしれない。

2022年当時、XL1200Xの価格は新車価格を大きく超え、中古車でも約200万円弱〜ショップによっては300万に迫るというとんでもない価格になっていました。


しかし、お兄さんは転職と同時に車を売却しており、なんと私が見つけた走行3,000km以下の極上個体を、即決で一括購入することに決めたのです。

そんなん悔しい!! 私も欲しい!!!!!!!

すぐにそんな感情がすぐに湧きました。

気づいた時には、私はなんとか自分が買えそうなスポーツスターをネットで探していました。

そのとき、これもまた運命でしょうか。あの時雑誌で見た、憧れのXL883N IRONが、近所にできたばかりのバイク屋さんに中古で入荷したという情報を発見したのです。


走行2万キロ弱、本体価格100万円ちょっと、前オーナーは屋内保管

気づいた時には、内見の予約をして、その日の夜(仕事帰り)にはバイク屋さんにいました。

次に気づいた時には、私もほぼ無意識で購入を決めていました。お金の心配や、妻への相談が頭に浮かぶ前に。ダメな夫です。

その日の夕食の時、妻にダメ元で相談しました。

『従兄弟のお兄さんがハーレー買うやん、俺も買おうかと思って』

すると意外な一言が


『私の従兄弟は既に2人ハーレーに乗ってて、これで3人目やね。アンタが乗るなら4人目としてチームに入れて貰えばいいやん』

ん?チームだと!??

いやいや、俺も買っていいのか!!????

気づいたら、数年前に35年の住宅ローンでお世話になった地方銀行さんからの提案書類を思い出し、超低金利で10年ローンの審査合格をいただき、翌日には契約してました笑

そして、妻の従兄弟のお兄さん型に相談したところ…


『ええよ、うちのチームにおいで』

ええんかい!!笑

まるで、グリーンヒル!!!

とんとん拍子に話は進み、気づいたら私は数日後…念願のハーレーオーナーになっていました。

次回【第01回】に続く

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